こんにちは!
野菜ソムリエプロ・やすながひろきです!
今回は食生活のあれこれと題して【造血の栄養素たち】について紹介します!
・ヘモグロビンを生成するビタミンB6
・赤いビタミンと呼ばれるビタミンB12
・造血の栄養素と呼ばれる葉酸
について見ていきます!
ビタミンB12
ビタミンB12の成分名は【コバラミン】です。
動物性食品(卵・肉・魚介類など)に含まれ、主な食品はレバー・サンマ・シジミ・赤貝・牡蠣などになります。
ビタミンB12の役割は
・たんぱく質や核酸の生成
・赤血球の生成に関与
などです。
核酸とはDNAやRNAのことで細胞の核になる物質です。
核酸には遺伝情報が入っていて、その遺伝情報に沿って身体を作るように指令を出します。
核酸は身体作りの司令塔と言えるでしょう!
ビタミンB12のもう一つの重要な役割が赤血球の生成です。
次章で詳しく見ていきます。
血液の構成と栄養素
ビタミンB12には赤血球の生成に関与する働きがあります。
まずは血液を構成する成分やそれぞれの成分の働きについてお話しします。
血液は血漿と血球で構成されています。
血漿とは90%の水分とアルブミン(たんぱく質のもとになるアミノ酸を運搬するホルモン)で出来ています。
血漿が少なくなると血液の粘性が高くなり「ネバネバ血液」の原因となります。
「ネバネバ血液」の原因はコレステロールや血中脂肪と聞いたことはないでしょうか?
実はコレステロールや血中脂肪は血液をネバネバにするのではなく、血管に蓄積して血管を塞いだり、血管をもろくしたりします。
血球には3種類のものがあり・・・
1.赤血球・・・酸素や栄養素を体中の組織に運ぶ
2.白血球・・・免疫物質で体内に侵入したウイルス・細菌などの異物に対して防御を受け持つ
3.血小板・・・血液凝固作用(損傷した血管からの流血を抑える)
の3つです。
まとめると血液全体の役割は
・酸素や栄養分の供給
・二酸化炭素や老廃物を排泄器官に運搬
・ホルモンの運搬
・体温調節
になります。
さらに赤血球について見ていきます。
赤血球は血液の約40%を占める物質です。
血液が赤いのは、赤血球にヘモグロビンと言う赤い血色素が含まれるからで、このヘモグロビンが酸素と結びついて体中に酸素を行き渡らせます。
ヘモグロビンは鉄+たんぱく質で構成されていて、ビタミンB6によって生成されます。
ビタミンB12には正常な赤血球そのものを生成する働きがあります。
またビタミンB12によく似た働きをする栄養素に「葉酸」があります。
葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれビタミンB12とともに赤血球を生成する働きがあります。
そのほかに
・たんぱく質・核酸の合成
・抗体(体内に侵入した物質から体を守るもの)の生成
などがあります。
葉酸は緑黄色野菜・豆類(ひよこ豆・そら豆など)・果実類・レバーなどに含まれます。
貧血
ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸と血液を生成してくれる栄養素について見てきました。
では上記の栄養素の欠乏が原因となる貧血についてお話しします。
1.ビタミンB6欠乏の貧血
赤血球にはヘモグロビンと言う赤い血色素を含みます。
ヘモグロビンは鉄+たんぱく質で出来ています。
ビタミンB6の欠乏は鉄芽球性貧血と言い、たんぱく質の不足でヘモグロビンを生成できない状態を引き起こします
※鉄が欠乏するとヘモグロビンを作れないため鉄欠乏性貧血になります。
2.ビタミンB12欠乏の貧血
ビタミンB12欠乏は悪性貧血を招きます。
悪性貧血は後に取り上げる巨赤芽球性貧血の1つで慢性萎縮性胃炎とも言います。
慢性萎縮性胃炎は白血球が胃粘膜に集まり、炎症や胃腺の萎縮を引き起こす自己免疫異常です。
3.葉酸欠乏の貧血
葉酸の欠乏は巨赤芽球性貧血となります。
「赤芽球」とは赤血球の未熟な細胞のことで、これが赤血球にならずに未熟なまま大きくなったものを「巨赤芽球」と呼びます。
巨赤芽球性貧血は正常な赤血球が構成されないことによる貧血です。
まとめ
今回は造血作用をもつ栄養素について紹介しました!
・ビタミンB12の役割や主な食品
・血液の構成成分
1.血漿
2.血球
・赤血球とヘモグロビン
・各栄養素
1.ビタミンB6・・・ヘモグロビンを生成
2.ビタミンB12・葉酸・・・たんぱく質や核酸の生成・正常な赤血球の生成
・各栄養素欠乏の貧血
1.鉄欠乏性貧血
2.鉄芽球性貧血
3.悪性貧血
4.巨赤芽球性貧血
今回取り上げた貧血の中で一般用医薬品で対処が出来るのは鉄欠乏性貧血です。
鉄芽球性貧血
悪性貧血
巨赤芽球性貧血
上記3つはビタミン欠乏性貧血と言い病院での受診が奨められる貧血です。
登録販売者の判断では市販の貧血薬を2週間ほど服用して症状の改善が見られない場合、病院へ行く様に奨めることになっています。
ビタミン欠乏性貧血も鉄欠乏性貧血も食生活で予防することが出来ます。
「食べる」ことは「人を良くする」ことです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
やすながひろき

